平成19年7月20日

会員各位

日本核医学技術学会

放射線防護服の自主回収のお知らせ



 平成19年7月12日付で大阪府のホームページに「放射線遮蔽用鉛製防護服の自主回収について」が掲載されましたのでお知らせいたします。

 和歌山県の和歌山県立医科大学において無届けの放射性物質がないか調査していた際に、防護服に放射性の鉛が含有していることが分かったことによるものです。対象の防護服は製造過程で誤って鉛の放射性同位元素である鉛210が混入したとみられます。

 輸入した医療機器販売会社(スーガン株式会社 大阪市北区)は、平成19年7月12日より自主回収を始めました。回収対象となっているのは、1996年から1997年にかけて同社が輸入した放射線防護用前掛「ピークX線防護エプロン」で、国内に768着が流通しています。

 なお、文部科学省では、「当該防護服から発している放射線の量はわずかであり、放射線障害のおそれ、環境への影響はありません。」としております。また、放射線防護服は、医療機関において適切に管理されているため一般市民への影響はありません。

 詳細については下記のホームページ等でご確認ください。

大阪府ホームページ
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/16451.html

医薬品・医療機器総合機構ホームページ「ピークX線防護エプロンの回収について」
http://www.info.pmda.go.jp/kaisyuu/kaisyuu2007-2-2681.html

文部科学省ホームページ
http://www.anzenkakuho.mext.go.jp/news/trouble/20070712_01.html


以上