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日本核医学専門技師認定申請に関するQ&A
−日本核医学技術学会から認定申請する場合−
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はじめに
本稿は、平成17年11月11日に発足した日本核医学専門技師認定機構による核医学専門技師認定申請について、日本核医学技術学会を通じて行う診療放射線技師の方々のために解説するものです。
なお、本稿は既に日本核医学技術学会会員の皆様にご案内しております「−お知らせ−日本核医学専門技師認定機構の立ち上げおよび平成18年度受験案内等について」に加筆して解説しております。
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用語解説
・認定機構:日本核医学専門技師認定機構
・定款:日本核医学専門技師認定機構定款
・専門技師:核医学専門技師(日本核医学専門技師認定機構認定)
・専門技術者:核医学専門技術者(日本核医学技術学会認定)
*専門技術者認定者には、診療放射線技師免許取得者以外の医療従事者の方々も含まれます。
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Q. 1 専門技師の認定申請は、どのように申請すればよいのでしょうか。
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Q. 2 日本核医学技術学会より、認定申請する場合(認定試験受験資格取得申請と認定登録申請)の
条件を教えてください。
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Q. 3 日本核医学技術学会より、認定申請(受験資格)する方法を教えてください。
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Q. 4 日本核医学技術学会の専門技術者制度において単位申請できる期限を教えてください。
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Q. 5 専門技術者の認定単位1,000点以上を取得されている場合あるいは平成17年度の専門技術者
認定申請で認定単位1,000点以上取得した場合の専門技師の認定申請方法を教えてください。
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Q. 6 学会参加などの証明書を保存していませんでしたが、認定申請はできますか。
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Q. 7 単位申告できる期間は何年ですか。
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Q. 8 既に専門技術者認定制度において、300点以上の認定単位を取得している場合はどうすれば
よいですか。
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Q. 9 専門技術者認定制度において、300点未満の認定単位を取得している場合はどうすればよいですか。
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Q.10 追加申請は直近の専門技術者単位認定申請の3年後しかできませんか。
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Q.11 認定機構への認定試験受験有資格者登録申請は誰が行うのですか。
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Q.12 専門技術者認定申請(単位申告)書類の入手方法を教えてください。
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Q.13 専門技術者制度による単位認定の内訳を教えてください。
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Q.14 認定申請に係わる費用について教えてください。
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Q.15 認定試験日と会場を教えてください。
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Q.16 認定試験の内容あるいは出題範囲を教えてください。
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Q. 1 専門技師の認定申請は、どのように申請すればよいのでしょうか。
認定機構は平成17年11月11日に発足いたしました。構成団体は、日本核医学技術学会、日本核医学会、(社)日本放射線技術学会(核医学分科会)および(社)日本放射線技師会の4つです。
認定申請については、初年度(平成18年度)に限り、構成4団体からそれぞれ行うことになりました。認定申請方法は、構成4団体それぞれで異なる点もありますので、上記4団体の案内をご確認ください。また、各団体より認定申請するためには、各団体の会員歴が継続して3年以上であることが必須条件となりますのでご注意ください。
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Q. 2 日本核医学技術学会より、認定申請する場合(認定試験受験資格取得申請と認定登録申請)の条件を教えてください。
日本核医学技術学会より、認定申請する場合の条件は以下のとおりです。?〜?は、認定試験受験資格取得申請と認定登録申請の両方に共通で、かつ、すべてを満たす必要があります。
1,日本核医学技術学会に継続して3年以上の会員であること。
2,診療放射線技師免許を有すること(構成4団体に申請する際に写し(コピー)が必要)。
3,通算3年以上の核医学検査に関する診療業務に携わっている者。
4,過去5年間に、いずれかの構成4団体の学術大会に出席(参加)しいていること。
5,日本核医学技術学会が定める認定単位表により合計300ポイント以上(1,000点未満)取得している
こと。
⇒ 認定試験受験資格取得申請の条件
6,日本核医学技術学会が定める認定単位表により合計1,000ポイント以上取得していること。
⇒ 認定登録申請(認定試験免除)の条件
なお、定款に規定されている「申請資格」(4)のPETに関する「所定の研修」の受講義務は、初年度に限り免除されますのでご注意ください。また、定款には申告できる期間を5年と規定しておりますが、初年度(平成18年度)に限り10年間となっております。
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Q. 3 日本核医学技術学会より、認定申請(受験資格)する方法を教えてください。
日本核医学技術学会では、他のモダリティに先駆けて専門技術者制度を発足・運営してきました。そのため、日本核医学技術学会より、認定申請する場合は、この専門技術者制度に則って行うことになりました。なお、専門技術者の認定申請方法の詳細については、日本核医学技術学会雑誌「核医学技術 Vol.25 No.5(平成17年12月20日発行)」あるいは日本核医学技術学会ホームページに掲載されている「核医学専門技術者単位申告について」をご確認ください。
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Q. 4 日本核医学技術学会の専門技術者制度において単位申請できる期限を教えてください。
日本核医学技術学会より認定申請する場合には、既に専門技術者の認定を受けている方を除き専門技術者認定申請を行う必要があります。この申請書の申告締切は、平成18年2月28日必着(簡易書留で送付すること)となっておりますのでご注意ください。
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Q. 5 専門技術者の認定単位1,000点以上を取得されている場合あるいは平成17年度の専門技術者認定申請で認定単位1,000点以上取得した場合の専門技師の認定申請方法を教えてください。
日本核医学技術学会の専門技術者の認定単位1,000点以上を既に取得されている方か、平成17年度の専門技術者認定申請において認定単位1,000点以上の取得が認められた方は、初年度(平成18年度)に限り、専門技師の認定試験が免除されます。この方々で、Q2の認定申請条件をクリアーしている方は、日本核医学技術学会の案内にしたがって、認定申請を行ってください。
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Q. 6 学会参加などの証明書を保存していませんでしたが、認定申請はできますか。
専門技術者認定試験を受験するためには、300点以上の認定単位が必要です。ただし、平成17年度の専門技術者単位申請において専門技師認定単位取得目的に限り、学会参加などの申請は自己申告制になっております。したがって、必ずしも証明書は必要ありません。ただし、学会に参加したかどうかなどを自ら確認した上で正確に申告してください。
なお、下記に示しましたように、専門技師認定試験を受験するためのポイントの認定にあたっては自己申告制ですが、専門技術者認定のためのポイントの認定にあたっては原則証明書が必要です。
記
本学会専門技術者認定 ⇒ 学会参加などの証明書は必要
機構専門技師認定 ⇒ 自己申告制
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Q. 7 単位申告できる期間は何年ですか。
単位申告できる期間は、初年度(平成18年度)に限り、過去10年間です。つまり、平成8年1月1日から平成17年12月31日までの10年間です。
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Q. 8 既に専門技術者認定制度において、300点以上の認定単位を取得している場合はどうすればよいですか。
既に300点以上認定単位を取得されている方の選択肢は2つあります。
1つ目は、追加申請を行い、1,000点以上の認定単位の取得を目指す方法です。追加申請において、1,000点以上が認定されれば、試験が免除され認定申請だけで専門技師に認定されます。ただし、Q2の条件をクリアーしていることが条件です。また、Q6にも記しているように、単位が認定されるためには原則証明書が必要ですのでご注意ください。なお、追加申請で1,000点以上取得できなかった場合でも、認定試験を受験することはできます。また、前回の申請から3年を経過していなくても追加申請できます。
2つ目は、追加申請をしないで認定試験を受験する方法です。この場合は、日本核医学技術学会の案内にしたがってください。
ただし、直近の専門技術者認定単位申請から3年を超えてしまった方、認定試験の受験は可能ですが追加申請はできませんのでご注意ください。
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Q. 9 専門技術者認定制度において、300点未満の認定単位を取得している場合はどうすればよいですか。
300点未満の認定単位の取得者は、このままでは認定を受けることができません。追加申請を行ってください。専門技師認定試験を受験する資格を得るためだけであれば、Q2、Q7に記したように、以前に申告した期間を含めて自己申告することが可能です(ただし、最長10年間)。つまり、以前に行った申告時に証明書がないために認められず300点に達しなかった方でも実績に基づいて自己申告を行えば300点を取得することができる場合もあります。
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Q.10 追加申請は直近の専門技術者単位認定申請の3年後しかできませんか。
専門技師認定制度がスタートしたため、平成17年度に限って直近の専門技術者単位認定申請3年後でなくても(1年後あるいは2年後)追加申請が可能です。ただし、直近の専門技術者認定単位申請から3年を超えてしまった方は追加申請はできませんのでご注意ください。
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Q.11 認定機構への認定試験受験有資格者登録申請は誰が行うのですか。
認定機構への認定試験受験有資格者登録申請は構成4団体がそれぞれ行います。初年度(平成18年度)に限り、申請者本人が直接認定機構へ認定試験受験有資格者登録申請することはありません。ただし、申請者本人が、申し込む構成4団体にQ2に記した条件を満たしていることを申請する必要があります。
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Q.12 専門技術者認定申請(単位申告)書類の入手方法を教えてください。
日本核医学技術学会ホームページの「核医学専門技術者単位申告について」の中からダウンロードできます。
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Q.13 専門技術者制度による単位認定の内訳を教えてください。
核医学専門技術者制度における認定単位表は、日本核医学技術学会雑誌「核医学技術 Vol.25 No.5(平成17年12月20日発行)」あるいは日本核医学技術学会ホームページに掲載されている「核医学専門技術者単位申告について」に掲載されていますのでご確認ください。なお、認定単位は構成4団体で異なる点もありますので必ず申請する団体の単位表でご確認ください。
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Q.14 認定申請に係わる費用について教えてください。
日本核医学技術学会において、専門技師の認定に変わる基本的な費用は以下のとおりです。
1,専門技術者認定制度申請(新規、追加も同じ):1,000円
*1,000点以上の認定ポイントを取得した方と既に300点以上の認定単位を取得し追加申請をしないで受験する方以外は、専門技術者の認定を受ける必要がなくてもこの制度に則ってポイント認定を行うために、この費用が発生します。
2,専門技師認定試験受験料:10,000円
3,専門技師登録料:10,000円
つまり、既に専門技術者の認定を受け1,000点以上取得されている方以外は、?〜?のすべての費用が発生しますので合計21,000円が掛かります。ただし、郵送費などの雑費は上記の費用には含まれておりませんのでご注意ください。
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Q.15 認定試験日と会場を教えてください。
認定試験日は、現在、平成18年8月5日(土)を予定しているようです。また、会場は、鶴見大学会館(神奈川県横浜市)と大阪大学吹田キャンパス内コンベンションセンター(大阪府吹田市)の2つが予定されているようです。なお、認定試験日と会場の正式な案内は、機構のホームページでご確認ください。機構のホームページは、日本核医学技術学会のホームページからリンクされています。また、認定試験受験有資格者には、機構より案内が送付される予定です。
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Q.16 認定試験の内容あるいは出題範囲を教えてください。
認定機構のホームページでご確認ください。試験項目のガイドラインが掲載されています。
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