 |
企画・日核合同開催準備・渉外委員会担当理事
片渕哲朗 |
| [役員挨拶] |
ある雑誌によると、現在アメリカの医療制度が行き詰っている理由として,医療分野における真の意味での競争が行われていないといっています。我々からしてみれば,米国が最も競争しているように思われるのですが,現実はそうではないらしいのです.問題となっているのは,コスト削減努力よりはるかに多いコストの上昇,そのため医療サービスが切り詰められ,多くの患者が適正水準以下の医療しか受けられずにいるといわれています。しかもコストや技術は医療機関や地域ごとに大きな格差があり,それが行き詰まりに拍車をかけているというのです。つまり,病院,保険会社,医療法人(医療ネットワーク)が医療の質を争うのではなく患者獲得のための競争を広げ,それぞれの当事者達が自分の負担を軽減するために,他者にコストを転嫁していると言うわけです。この競争は医療費の総額は減らず,むしろ増加する傾向を示すことになります。
この現状を把握せずにアメリカの医療制度を導入しようと考えている日本は,本当に大丈夫なのか危惧をしてしまいます。現に我々の医療現場では,国から必要のない検査は行わないよう指導されていますが,病院内では前年同月より検査件数が減っているのでもっと検査して病院の収益を上げるように言われます。これは矛盾であり現場は混乱するばかりで,まさしくコストを他者に押しつける構図が出来上がっています。
核医学においてもコストが重要視され,本来持っている大事な情報は御座なりにされています。この現状を打破する上でも,われわれ技術者が核医学検査についての知見を深め、もっと真剣に取り組む時期に来ているのは間違いありません。このお手伝いをするのが核医学技術学会だと思っています。是非、皆さんの御協力をよろしくお願いします。
(岐阜医療科学大学保健科学部放射線技術学科) |
 |
編集委員会担当理事
大屋信義 |
| [編集委員会委員長に就任して] |
平成20年度より、編集委員会委員長を拝命しました大屋信義(九州大学)です。当学会の学会誌であります「核医学技術」は会員の皆様のために有益な情報を配信する使命があります。編集委員会の査読者にも博士の学位取得者を揃え、投稿頂いた会員の皆様の論文が優れた論文として評価されるためのお手伝いをさせて頂くことができます。残念なことは、最近の論文投稿が少ないことであります。学会発表されたことのまとめとして論文を完成させ、広く世界の技術者にエビデンスとして提供することをぜひ実行して頂きたい。一つの論文を完成させるにはかなりのエネルギーを要しますが、参考文献としての英文を読む力も養うことができますし、自分の研究を客観的に評価する能力も身につけることもできます。一つ完成できれば、二つ目からは論文を書くのが楽しくなることでしょう。今後は、各地方会とも連携を取りながら、論文投稿の数を増加させていくことも考えていきます。
今後も社会人として修士、博士の学位取得を目指す会員が増えてくると考えます。入学する時の要件として、論文業績数というハードルが大きな壁となることでしょう。そのための準備としても、ぜひ投稿頂きたいと考えます。
(九州大学) |
 |
生涯教育委員会担当理事
長木昭男 |
| [生涯教育委員長に就任して] |
この度,初めて理事に就任させて頂くことになりました。生涯教育担当の日本核医学技術学会事業として主な活動任務は,卒後教育プログラム,シンポジウム,合同薬剤調整セミナーの3つプログラムの企画と実施です。第29回総会学術大会が,就任して初めての事業となりました。生涯教育委員の先生方と協議しながら企画いたしましたが,慣れないことも多く理事や大会実行委員の先生方のご協力で開催していくことになろうかと思います。
卒後教育プログラムやシンポジウムは,専門技術者を養成するために重要な役割があると思います。核医学技術を臨床で実践するためには,基礎的な原理や方法の知識を臨床応用することが必要と考えます。また,合同薬剤調整セミナーは,薬剤調整に関する教育活動として始まり,昨年度から核医学会との合同開催プログラムとして企画されるようになりました。
核医学を担当する技師には,放射性医薬品や画像の撮像技術,さらに放射線管理まで幅広く知識が要求されます。今後は,核医学技術の動向を生涯教育委員会で検討しながら,会員の皆様の役に立つ情報を提供したいと考えています。皆様のご協力,ご支援をよろしくお願いします。
(倉敷中央病院) |
 |
核医学技術セミナー,国際交流派遣委員会担当理事
長岡宏明 |
| [核医学技術セミナー国際交流委員会 担当] |
「核医学技術セミナー」
核医学技術セミナーの開催地は地方会員の参加を考慮して日本全国各地方にて開催してきました。来年2010年の開催地は8年ぶりに大阪での開催となります。
核医学技術セミナーは本部企画で年1回開催され、最新の核医学診断についての情報や検査技術などを研修し、会員の核医学技術を向上させることを目的としております。実行委員会スタッフは毎回特色のある内容を企画しておりますので、ぜひ多くの会員の参加を期待しております。
「国際交流委員会」
国際交流委員会は海外派遣部門と国際交流部門で活動しております。
海外派遣部門では海外で開催される関連学会への参加、または海外の核医学関連施設等の視察、研修等を希望する会員を対象とした学術活動奨励部門と、海外で学術研究発表を行う会員を対象とした海外研究発表奨励部門について、研修派遣費の助成を行っております。こちらについても多くの会員の応募を期待しております。
以上、核医学技術セミナー及び海外研修派遣とも、会員の皆様のための企画ですので、ぜひ奮ってご参加ご活用ください。
国際交流部門では、主に東アジア地域の核医学団体との交流を目的に、2008年から本学会学術大会時に国際学術交流フォーラムを開催しております。
韓国や台湾の核医学団体に呼びかけて統一テーマで各国から報告していただいております。また、日本からも東アジア諸国の学会に参加交流させていただいております。韓国、台湾の核医学技術の発展はめざましいものがあり、日本で確立された核医学技術が正しく吸収され、東アジア地域の核医学の発展に寄与できれば嬉しいです。
米国や欧州で開催される国際学会はもちろんのこと、東アジアの学会においても演題発表言語はなるべく英語で行われております。将来は本学術大会においても全て英語で発表されるよう切望いたします。
日本国内では各モダリティー画像の標準化が進められており、画像の地域施設格差の改善に努めてまいりました。今後は、世界の核医学技術の標準化(向上化)に技術貢献し、日本の核医学技術が世界の指標となり世界から信頼され必要とされる学会となるよう更なる発展に努める所存でおります。会員の皆様のご指導とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
(岩手医科大学附属病院中央放射線部) |
 |
核医学専門技術者認定担当理事
菊池敬 |
| [挨拶] |
昨年より専門技術者認定委員会委員長を拝命致しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。本学会では核医学の専門技術者を認定する制度を早くから導入し、今現在まで関連学会からも高く評価を得られておりますとともに、核医学専門技術者は診療、研究、教育のそれぞれの環境でリーダー的に立場に立ち、活躍されているところです。今日の核医学診療では他のもダリティの融合や非密封線源による治療の導入などにも伴い、幅広い知識と技術が求められ始めていることを始めとし、品質の向上や装置の保守管理、放射性薬剤の管理を含む安全な核医学診療の提供が社会的に求められるような背景にあります。この状況に鑑み、最新の核医学技術の提供と安全性の担保を確立する等を目的に、本学会を含む複数関連学術団体からなる核医学専門技認定機構が平成18年に立ち上がり、多くの専門技師が輩出されているところです。そのため、今後学会としても従来からの専門技術者制度に対する認識と方向性をあらためて指し示す時期に来ていると考えられます。会員の皆様におかれましても忌憚のないご意見を頂戴したいと思っておりますので、ご指導、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。
(北里大学病院) |
 |
電子情報管理委員会担当理事
小野寺敦 |
| [電子情報管理委員会委員長に就任して] |
電子情報管理委員会 小野寺敦と申します。平成18年7月より本会の理事を仰せつかり、当時の福喜多学会長の命を受け、2年の任期を電子情報管理委員会の委員長として務めました。このたびの法人化以降も同じ福喜多理事長より再びこの委員会委員長の命を受けました。会員の皆様には、当学会のホームページに対して常日頃ご愛好いただき感謝申し上げます。ご存知のように本会は、大学病院医療情報ネットワーク IDでの活動を始めることに致しました。メーリングリストや専用ホームページの利用により共有化が向上され、本会電子情報運用の充実が期待されます。当委員会ではその他に総会学術大会オンライン演題登録システムの作成や理事会/各委員会メーリングリストの作成を主とした事業を行っております。これからは、会員専用ホームページの役割を検討し、高レベルでセキュリティが確保された上での情報公開を目指してゆきたいと思っております。
今後の構築ですが何分不慣れで始めたばかりですので、温かい目でみていただければ幸いです。2年間よろしくお願いいたします。
(船橋市立医療センター放射線科) |
 |
表彰委員会・PET委員会担当理事
森一晃 |
| [表彰委員会・PET委員会担当理事に就任して] |
本年度より、表彰委員会ならびにPET委員会の委員長に就任いたしました。本会では、学会賞、優秀論文賞をはじめとして多くの賞が設けています。本会の発展に功績のあった方、学会誌に掲載された優秀な論文や研究業績を表彰する事業ですが、表彰委員会では各賞受賞者の選考を行っています。ここ1、2年は残念なことに優秀論文賞の対象となる原著の投稿がありません。時代の流れで英文投稿が増加していることとは思いますが、本学会の発展のため、自身の研鑚のためにもぜひ積極的に投稿していただきたいと思います。
合わせて、PET委員会も担当いたします。当委員会では日本核医学会春季大会でのPET研修セミナーの企画、運営を担当しています。本年は200余名の参加があり、90%の合格率でした。次回は2010年5月8、9日、タワーホール船堀(東京)で開催予定です。皆様ふるってご参加ください。また、臨床PET推進会議へも参加しております。本会議では、18F-FDGの効能効果の追加申請やメチオニンの高度医療に係る申請、アンモニア自動合成装置の薬事承認に向けた活動を行っています。近年のPETの普及はめざましく、臨床現場でもPET検査に対する期待の大きさを感じるところがあります。今後、新薬や新しい装置、技術が使用できるようになれば、PET検査の重要性はますます高まっていくことと考えます。そうした中で、PETに携わる技師の方々が、安定した検査技術と精度のよい画像情報を臨床に提供できるようにセミナーやガイドラインを通して、多くの最新情報を伝えられるよう努めていきたいと思います。会員の皆様のご指導、ご協力ほど、よろしくお願いします。
(虎ノ門病院) |
 |
総務委員会庶務担当理事
中村幸夫 |
| [総務委員会庶務担当理事] |
平成20年度より庶務担当を拝命しております。
任意団体であった本学会も平成21年4月1日より特定非営利活動法人と
なりました。本学会も法人格が取得できてやっと大人になったような気が
します。私は核医学技術研究会発足当時から事務局的なお手伝いをさせて
頂いてまいりました。第10回総会時に「核医学技術研究会(愛称?:核技研)」から「核医学技術学会」と名称変更が行われたことも懐かく感じます。
最近では関連4団体からなる「核医学専門技師認定機構」に本学会も当初から参画しております。本学会の「専門技術者認定制度」が母体となっていることは皆さんご承知のことと存じます。個人のスキルアップのため、技術者の地位向上のためと先人達の見識の深さが伺えるところです。
今年の旭川での総会が29回目という事で30年近く核医学に携わってきたことになります。法人として走り出したばかりの学会ですので未熟な点も多々あると思いますがご理解を頂き寛容な眼差しで見守って下さい。学会運営につき任期満了まで頑張ります。
(大阪大学医学部付属病院) |
 |
財務・広報・財務関連広報担当理事
立花敬三 |
| [挨拶] |
財務を担当しています立花です。最近の社会情勢を反映して当学会の財務も厳しい状況に至っています。ここ数年、協賛会社、広告掲載会社からのご辞退も少なからず発生してまいりました。
世界的に金融危機が一段と深刻になり、外需依存度の高い日本経済にとって景気後退が長期化・深刻化する可能性も排除できなくなってきています。政府・日銀が景気対策に本腰を入れ始めても、効果のある対応策は限られ、景気後退の長期化に歯止めをかける手段が少ないのではないかとの懸念も出てきています。
そのようなことから後援してくださる企業の財務状態また一般会員の懐具合も厳しいものがあると推察いたします。しかしながら、それでもここ数年会員数が右肩上がりになっていますのは財務を預る立場であるものには光明です。このような折、会員ひとり一人の声を理事長はもちろん、執行部は真摯に聞き、今まで以上に会員参加型の運営をしていかなければならないと切に考えます。
会員の皆様方におかれましては、各地方会への参加はもちろんのこと、本部主催の核医学技術セミナー、総会学術大会に積極的に参加くださいまして、どんな些細なことでも結構ですから学会役員にご意見やお叱りの言葉を云っていただきたく思います。
水先案内人の代表である福喜多理事長は会員の利益を考え、会員中心の運営を目指しています。皆様方のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
(兵庫医科大学病院) |
 |
出版委員会担当理事
安田鋭介
|
| [出版委員会担当理事に就任して] |
出版委員会 安田鋭介と申します.福喜多博義学会長に推されて平成18年7月より本会の理事に加えていただき,2年の任期を委員長として務めました.この2年間は「核医学技術総論」の編纂が主たる仕事で,本書は総頁数が600頁を超え,10部構成からなる重厚な叢書で平成20年9月に無事発行することが出来ました.執筆にあたられた多くの先生をはじめ各部を担当した委員のご努力とご賛助の賜物と深く感謝申し上げます.本書は核医学技術学の歴史的な背景を踏まえて基礎から臨床を包括し,かつ専門的な内容が理論的に解説されており,核医学専門技師や大学教育における高度な技術教育にも対応できる素晴らしく充実した内容であります.是非とも座右の書に加えて頂きたくお願い申し上げます.
さてこの度,特定非営利活動法人と新しく冠した本学会の平成20年度からの2年間を引き続き委員長の任を仰せつかりました.新たな企画として,核医学画像処理の理論から基本的な処理技術および画像評価の概念をわかり易く解説する画像処理技術に特化した叢書の編纂を計画しております.画像処理技術の専門化として核医学画像の標準化を念頭に,日常診療の場で多くの会員の皆様に使って頂ける「すぐに役立つ」を心がけてその役割を果たして参りたいと存じます.どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます.
(大垣市民病院) |
 |
監事
松本政典 |
| [監事として] |
本学会は、歴代の学会長ならびに理事・役員の方々の献身的な尽力により順調に発展してきました。昭和56年に研究会として発足、平成2年に学会と改称し、平成21年4月に念願の法人格(特定非営利活動法人)を獲得しました。また、学術総会開催についても、懸案事項であった日本核医学会との合同開催に踏み切り、平成20年10月に第1回目の合同開催が成功裏に実施され、継続して合同開催が企画されていくことになっています。本学会としては、理事会、事務局を中心とした活動によりこのように大きな変貌を遂げ、新しい道を歩き始め、その社会的責任もますます重いものとなってきました。これにともない今後の学会運営、事業推進に当たっては、従来の活動に加えて新しい体制を推進するに当たって、多くの課題への対応も必要となります。この度、監事を担当させていただきますが、齋藤監事とともに会員の皆様の代理としてその目となり、理事会・役員の皆様による会運営を見守り、会の発展に尽力し、その役割を果たしたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
(熊本大学医学部) |
 |
監事
齋藤京子 |
| [挨拶] |
平成20年度から監事を仰せつかりました。昨今、内外において「チェンジ」という言葉がよく聞かれます。本学会においても、核医学学術総会との合同開催が平成20年から開始されました。また、本年4月に特定非営利活動法人として新たなる出発を迎えました。核医学技術学の発展を通し、良質な医療の提供につとめ、国民の医療福祉の向上に寄与できるように、会の財務およぎ事業の執行状況を誠実に監査してまいりたいと存じます。
本学会の発展は会員一人一人のエネルギーによって支えられていると考えます。学会の活動・事業に会員皆様のご理解とご協力とお願い申し上げます。
(北里大学) |